前年の2018年に続いての路面電車ですが、この年は積極的に採用と言うよりはむしろ、他にパッとする「これだ」と感じるのがなかったと言う、どちらかというと消極的理由での選定でした。 そして路面電車は短いので、絵にしやすいと言う側面もあります。 ■年賀状2019 <とさでん交通 3000型 ハートラムU> 2019年の年賀状はちょっと苦戦。 車両の選定をどうするかという問題ももちろんあるのですが、事情があって年末ギリギリと言うか年が変わるまで、年賀状づくりを控えていたという事情もあります。 それはさておき、出すと決まったからには急いで準備しなきゃならない。 困った時はコレ頼み。 お手軽な路面電車に決定です。 なにしろ長編成の列車に比べると車長が短いので、あまり考えなくてもデザイン的にバランスがとりやすいと言う側面もあります。 問題は背景なのですが、土佐の高知の市内と言うと、はりまや橋か高知城くらいしか思い浮かばない。 どっちにしても面倒です。 しかしながらすべてが年が変わり2019年になっての作業ですので、残り時間は長くない。 と言うことで、土佐のイメージと言うことで、「太平洋」です。 海のイメージだけなら、大きく湾曲した桂浜に竜馬像、となるのですが、残念ながらそこまで手間をかける時間はない。 結局水平線でお茶濁しです。 あえて言い訳すると、かつて存在した、土佐電鉄安芸線に新型車両が乗入れ、高知市内から御免経由で安芸まで直通運転。 太平洋をバックに快走するという、夢で描いた風景です。 ササッと描いた下絵はこんな感じ。 路面電車ですので編成まるまるサイドビューでも幅100mmの葉書には十分フレームに収まるのですが、手間は最小限にしたい。 と言うことで、パンタグラフ以降はカットです。 版画用のペン入れ完了。 車長が短いので、サイドビューでも車両の縦(高さ)を比較的大きく取れ、版画作業もやや楽そうです。 後は、松の内に皆様に届けられるように突貫工事あるのみ。 あ、当地は西日本ですので、松の内の期間は1月7日までじゃなく15日までです。 と言うここでも言い訳しながら、それでもギリギリになってしまった2019年の年賀状でした。
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