特急「あまぎ」から「踊り子」に移り変わって40年。 当初の特急から普通までの汎用型185系とは対極の、全車グリーン車の豪華列車です。 この年は迷いなくこれを選びました。 ■年賀状2021年 <サフィール踊り子 E261系> サフィール踊り子。 スタイルも名前も魅力的な車両です。 何より外観的な特徴がありますので、この年は迷わずこれにしました。 伊豆に向かう列車なら、背景は太平洋でしょ。 そして正月ですから初日の出。 これもほぼ一択です。 先頭部のスタイルが独特ですから、車両の角度は正面ではなく出来るだけ真横から。 ここまでは問題ないのですが、先頭部アップにするか、それとも車両全体の遠景にするか。 少々迷いましたが、初日の出と車両が主役なら、車両は小さめに。 それに、先頭部アップだと2013年の近鉄「しまかぜ」とデザインのイメージがダブるぞ。 (誰も気付きはしないでしょうけれど。) と言う訳で遠景気味のサイド狙いです。 そうなると、走っているのは根府川鉄橋、といきたいのですが、面倒なので、止めました。 こまごまとした風景が無いのと車両の色がシンプルなので、全6色で済ませるなど全体に少々手を抜いています。 何しろ作成が年末ギリギリになってしまいましたので。 ただ背景の「朱色」は、海と空と太陽と文字の4色を使い分け4度版を重ねています。 「海」の朱色にはかなり金色を混ぜましたので、実物の葉書ではちょっと光っているように見えるのですが、スキャナで取るとわかりませんね〜。 車両のイメージはこんな感じです。 海と太陽の部分は適当に直接版木に描けばいいので、ここでは省略です。 真横からと言うのを決めているので、大体の大きさが決まれば後は比率を決めるだけの作業ですので、それほど面倒ではありません。 後部をどこで切るかですが、1両分は入れたいと思い、この位の比率になりました。 トレース用のペン入れ画を描きました。 位置決めのために、一応海面と太陽も書き加えておきます。 ここまで描いて、ちょっと車両の縦横比を誤って長さが足りなかったかな、という感じにはなりましたが、そのまま継続。 しかし実際の出来上がりではそれほどまでには気にならなかったのは幸いでした。
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