今年はコレを題材にしたいな〜と思いながら年賀状準備の12月。 いつまで経っても実車が登場しません。 事前情報では12月に完成のはずで、ネット時代の今なら速攻で写真や動画が溢れるはずなのですが、車両工場で陸送の準備が終わっている、といった話しか聞こえてこない。 結局1月に入って江ノ電の極楽寺車庫に陸送。 つい先日正式に報道陣に公開されたばかりです。 年賀状の題材の条件は、「1年間に落成した新車で一番のお気に入りを取り上げる」だったのですが、今年はちょっとだけフライングです。 ま、来年取り上げたんじゃ賞味期限を過ぎてしまうので、大目に見ることにしましょう。 ■年賀状2026 <江ノ島電鉄700系>
今年2026年の原画上の題材はコレです。 計画の発表があったのは春先のことで、発表されたイラストは好ましいスタイルの江ノ電カラーの電車でした。 ところがいつまで経っても実車が登場しない。 と言うことは、このイラストに頼るしか手はありません。 しかしそのままのデザインでは面白くないし、癪でもある。 かと言って、海岸を走る風景は江ノ電の定番でもあるし、何より年賀状の版画にするには背景は海が手っ取り早くて楽でもある。 かような訳で、ちょっとだけ角度をつけて、発表されたイラストと差別化を図りました。 海の向こうのアクセントは江の島か富士山か、ちょっと迷ったのですが、結局江の島のイメージにしました。
一番大元みなる荒っぽい原画は、こんな感じの殴り書きです。 イメージを掴むために、白紙に鉛筆書きでササッと仕上げます。
大体頭の中にイメージが出来上がったら、もうちょっと具体的に絵にします。 ただ、まだラフの段階ですので、あまり細かい描写やアスペクトは無視しています。 大体、こんな感じかな〜。
電車を傾けた構図にする、というのは問題なく当初から決めていたのですが。 海をどっちに傾けるか、はちょっとだけ迷いました。 こっちの方が自然な感じがします。 但し面白味には欠ける気がする。 今回は、ちょっとお遊びで、こちらは止めて上の案に決定です。
ペン入れした原画を作ります。 これがトレースの元になりますので、アスペクトもきちっと押さえて描きます。 鉛筆のラフでなく線がすっきりまとまった分、変にあっさりした感じもします。
最終的な版木に転写用のデザインがこちら。 海を左に傾けたので、今年も「謹賀新年」の文字は左上です。 雲は版木の目に合せて縦線をできるだけ垂直にして、アンダーカットになるのを防ぎます。 本当はもう少しモクモクと湧き上がる形にした方がそれらしいんですけれどね。
|
バナーにご利用ください |