2022年6月、鉄道ばかりの旅です。 尚、追加は下の方になります。最新の追加は 2022年10月22日 朝の駅。 早朝の地元新倉敷駅です。 本日はこれから1泊2日の鉄道旅行に出掛けます。 このところ出張などで出かける機会は増えているのですが、宿泊を伴う純粋に個人的なな鉄道旅行は久しぶりです。 まだ6月なんですが、梅雨を思わせない上天気の朝。 気分は夏休みです。 ちょっとテンション高めです。 駅構内。 旅行に出る時は、改札を抜ける時が一番気分が高揚します。 それはいいのですが、地元駅。 ちゃんと新幹線も停まるのに、窓口の営業時間が朝8時からになってしまいました。 5時からとは言わないけれど、せめて新幹線の始発便の切符が買える時刻には開けてほしいものですが。 岡山駅。 しかしながら本日新幹線に乗車するのは、地元新倉敷ではなく、ここ岡山駅からです。 1泊2日の、ちょっと強行軍気味(それほどでもないか)の旅行ですので、岡山始発の「のぞみ」に乗車することにします。 以前は「6時発ののぞみ2号」と判り易かったのですが、現在は「6時01分発ののぞみ84号」と、中途半端な時刻と号数です。 何で「01分発」? グリーン車。 本日は「のぞみ」のグリーン車に乗車です。 久しぶりです。 岡山駅での山陽本線の始発列車から「のぞみ84号」への乗り換えは結構慌ただしく、ほぼ同時に他線の列車も到着するので、自由席に乗車の場合は少々急ぎ足になる必要があります。 が、本日は余裕で乗車。 ホームで写真を撮ってから、ゆっくり乗り込みます。 残念ながら、岡山発車時は写真の通りの「がら空き」状態でした。 9号車。 「のぞみ」の自由席に乗車となると、階段を上ってからかなり歩かなければならない。 しかし本日は9号車ですので、絶妙の位置ではあります。 梅雨らしくない梅雨の合間の暑い朝。 だったのですが、おかげで汗をかくこともなく、ゆったりとした出発です。 座席とフットレスト。 「のぞみ」グリーン車のシート。 ゆったりしていて悪くないのですが、標準的な体格?の私にとっては少々大きすぎ。 と言うよりは、座面の高さがいささか高過ぎです。 別にそれほど胴長短足なわけじゃない(と思う)のですが、やはり足元が落ち着きません。 このフットレストを使ってようやく何とかしっくりくる、と言った感じです。 吉井川。 岡山を出て10分ばかり。 列車は吉井川橋梁を渡ります。 元々大きな河川で、このあたりは川幅も広いのですが、川の流れに対して斜めに架けられている橋梁ですので、それにも増して大きな川のように感じられます。 昔から、新幹線でここを渡るといつも、岡山から遠方に向けてを出発したなという気分になります。 姫路城。 「のぞみ84号」の次の停車駅は姫路。 ホームに入る手前で、やや遠めに姫路城の姿を望むことが出来ます。 ビルが多い姫路駅周辺ですが、一段高い所にある姫路城。 長期間にわたる修繕を経て、美しい姿を見せてくれます。 コーヒー。 さてさて、目の前にあるのはビールの缶、ではなく、車内販売のコーヒーです。 岡山始発、朝一番の新幹線です。 せっかくグリーン車に乗車していることですし、ここは優雅に「朝のコーヒー」と行くことにします。 発車後まもなくやって来た車内販売で購入したのですが、MサイズとLサイズで「お値段同じ」と言うことなので、チョット迷った上でLサイズを購入しました。 この3週間ほど前に「のぞみ」東海道区間で購入した車販コーヒーは、「MとLのお値段別」でした。 どういう戦略の違いかわかりませんが、材料原価からすると僅かの事なので、東海の値段差は「高いな」とは思います。 いずれにしても、久々のゆったり旅行なので、コーヒーなど買ってみたくなった訳です。 サンダーバード。 「のぞみ」は新大阪で下車。 ここで北陸本線の特急「サンダーバード」に乗り換えです。 一つ、「大きな勘違い」をしていました。 本日の「サンダーバード」は1号車の指定を確保しているのですが、よく確認しないまま1号車は一番後ろだと勘違いして、ホーム大阪駅方の端でカメラを構えていました。 北陸新幹線が開業した関係で、金沢駅での編成号数を合わせるために転換したのを失念していました。 最近情報収集が疎かになっていて、こんな有様です。 それはともかく、北陸新幹線が新大阪まで開業したら、新幹線の編成の向きが東海道とでは逆になってしまいますね。 編成号数の案内はどうするのでしょうか。 色々面倒そうです。 グリーン車。 さてさて、本日は「サンダーバード」もグリーン車乗車です。 豪遊です。 683系のグリーン車に乗車するのは初めてです。 車内は2列+1列の3列シートです。 ここでまたひとつ失敗。 と言うか、上の失敗の続きです。 列車の編成方向を間違えていたということは、座席の位置も、左右反対に間違えていたと言うことです。 琵琶湖をゆっくり眺めるために、一人旅ながら敢えて2人席の窓側を指定したのですが、これまた逆でした。 間違いは間違いですが、ま、たまにはいいか。 と言うことにしておきましょう。 岸辺駅付近。 新大阪を出た列車は吹田を通過し、岸辺駅手前を通過中です。 かつては小さな駅に、どちらかと言うと住宅と工場の町と言う感じだった岸辺駅周辺ですが、市民病院が来て沢山の建物が林立し、特に駅北側は恐ろしく都会的風景に変化しました。 市民病院が移転してくるときは「快速が停まるようになるんじゃないか」との地元の方の噂も聞きましたが、こちらは実現していません。 向日町運転所。 吹田総合車両所京都支所の車庫を通過します。 と言うより、私の世代では「向日町運転所」が長らく親しんだ名前で、「大ムコ」の略称の方が馴染みがあります。 今では国鉄型の車両の多くが姿を消し、JR発足後の車両が幅をきかせています。 DD51。 と思っていたら、「国鉄型」がいました。 大型ディーゼル機DD51です。 客車列車の廃止と非電化区間の貨物列車の縮小で出番が少なくなってしまいましたが、まだいくらか残っています。 JR貨物色ではなく国鉄色なのが嬉しいです。 京都鉄道博物館。 間もなく京都。 その手前で、京都鉄道博物館とJR貨物の京都貨物駅の横を通過します。 そう言えば、まだ京都鉄道博物館には行ったことがありません。 近いうちに行ってみたいですね。 京都駅。 京都駅には山陰本線の普通列車と併走しながら到着です。 列車は221系の編成。 「新快速」として活躍していたのは随分前のことです。 3扉転換クロスを本格的に広めた車両で、今でも223系よりこっちの方が若干乗り心地が良いように感じます。 朝食。 さてさて本日の「朝食」です。 乗車しているのは「サンダーバード3号」のグリーン車。 本来ならこの席に似合うべく、もう少し豪華な駅弁でも買うつもりだったのですが。 新大阪駅構内のコンビニで見つけたのは、でかいホッケが乗った弁当です。 思わず買ってしまいました。 もちろん休日プライベートの旅行ですので、「朝からビール」はお約束。 そしてロング缶が2本あるのもデフォルトです。 周囲にちょっとだけ気遣いが必要かな?と思っていたのですが、幸いなことに前の席からも後ろからも、何かプルタブを空ける音が聞こえてきます。 「プシュ〜〜」と炭酸のガスが抜ける音もします。 おそらくコーラやサイダーではないと思います。 これで安心して気兼ねなく、車内での朝食に掛かることにします。 盗撮中。 隣の席に移動して、前の席を「盗撮」です。(ゴメンナサイ。) やはりこんなことになっていました。 なかなか理想的なチョイスです。 こちらもアルコールは(最低)2本準備されているようです。 休日朝の大阪始発の北陸行きの特急列車。 多くは観光客と思われますので、やはりこのスタイルがお約束と思われます。 決して「かいもん4号」の行動が変な訳じゃありません。 琵琶湖。 列車は湖西線に入り、琵琶湖を見下ろしながら走ります。 上の方に書いたように、リサーチ不足で本日は山側(進行左手)2列席の窓側が指定の席。 なのですが、うまい具合にすぐ隣の右側1列席が空席ですので、時々こちらに映っては車窓を楽しみ写真を撮らせてもらっています。 晴れているのですが、やや波が高そうな琵琶湖でした。 田園風景。 湖西線の列車に乗車したことは幾度となくあるのですが、大抵は琵琶湖を眺めるために湖側の席に乗車。 実はこちら側の景色をじっくり眺めた記憶があまりありません。 リサーチ不足で座席指定を誤った結果ではありますが、折角ですので本日はこちら側、山側の景色もじっくり眺めることにします。 山側と言っても山が迫っている訳ではなく、意外と広い田園風景や、琵琶湖に流れ込む何本の川など、新しい発見も多かった車窓風景でした。 北陸本線。 琵琶湖の北、余呉湖の眺めも尽きて、近江塩津の手前で右手から北陸本線が近づいてきます。 そう言えば最近は湖西線ばかり通るようになり、随分久しく北陸本線の米原〜近江塩津の間には乗車していません。 近いうちに一度企画したいとは思います。 ループ線。 近江塩津までは琵琶湖沿いを走って来ますので、極めて大雑把に大別すると「太平洋側」というイメージがあるのですが。 (もっとも気象学的には誤った解釈ではあるようですが)。 近江塩津を過ぎると、新疋田から一気に急勾配配を駆け下りて敦賀まで、あっという間に「日本海側」という印象です。 下り敦賀方面行き列車は一直線に急勾配を駆け下りますが、上りはループ線で勾配を緩和させながら登ってゆきます。 途中、下り線と上りループ線の立体交差部分です。 何度も通っていますが、ここで対向列車に出会ったことは無いですね〜。 そんなにタイミング良くは行かないか。 高速道路。 敦賀の市街地に入るホンの直前。 こんな景色にお目に掛かります。 かつては主な町では鉄道が大きな設備の代表でしたが、現在では大掛かりな自動車専用道が圧巻の景色です。 こんなのにかかると、ローカル線なんてあっという間に吹っ飛んじゃいそうです。 新幹線。 で、こちらは敦賀駅周辺。 更に大掛かりな施設は、北陸新幹線が敦賀開業に向けて工事進展中です。 今乗っている「サンダーバード」にとっては、こちらも競合相手、と言うか、新幹線開業後は果たして「サンダーバード」として存在するのでしょうか? そもそも今でさえ、元々特急「「雷鳥」の名前の由来だった富山までは行かない訳ですから。 それよりもっと深刻なのは、並行在来線問題かもしれません。 北陸トンネル。 敦賀を出た列車は、ほどなく北陸トンネルに入ります。 全長13870メートルの北陸トンネルは、山陽新幹線の六甲トンネルが開通するまでは国内で最長のトンネルでした。 現在ではこれを凌ぐ長大トンネルがいくつも出来ましたが、在来線のため、やはり通ってみると長い長いトンネルではあります。 曇り窓。 北陸トンネルを抜けて、暗闇から一転眩しいばかりの快晴の空の下へ。 ところがトンネルを出た途端に、窓はこんなことになってしましました。 写真ではシルエットが良く見えているようですが、実際の目視ではこれ以上にずっと曇った状態です。 何しろ6月後半の暑い日のこと。 トンネル内の空気と室内の冷房で冷えた窓と、外の高温多湿の落差が大きくて、一気に結露してしまいました。 実際のところ、景色、殆ど見えません。 快晴。 暫く景色は楽しめないかな、と思っていたのですが。 次の駅、今庄を通過するまでにはこの通り。 窓の曇りはきれいに無くなってしまいました。 空気線図の通りの挙動ではありますが、自然現象にちょっと驚きです。 某工場。 福井の手前。 「某工場」の脇を通過します。 北陸新幹線が金沢まで伸びる前、まだ「雷鳥」が走っていた頃には、ここで何度か列車の写真を撮った事があります。 列車でやって来るには不便な場所ですので、全てクルマです。 「サンダーバード」ばかりになってからは暫く訪れていないのですが、新幹線が敦賀まで伸びるとここは第三セクターに移管されます。 それまでにもう一度、ここで写真撮りたいな。 田んぼの中。 同じく福井の少し手前。 上の工場から少し先に進んだ田んぼの中です。 ここでも何度か写真を撮ったことがあります。 と言うか、上の場所からはクルマでほんの10分少々ですから、大抵セットでの撮影だったかな? こちらも今後近々の課題としましょう。 終点間近。 列車は高架に駆け上がり、間もなく終点金沢です。 以前ならこのまま富山まで乗り換えなしで運んでくれたのですが、何か新幹線開業のお陰で富山が大阪から遠くなったような気がして仕方ありません。 北陸本線って、本来は大阪側から富山へがメインの区間じゃなかったのか? これが敦賀まで伸びたら、どんな感じになるんでしょうか? 金沢駅。 文句を言っても仕方ありません。 現に「サンダーバード」は金沢止まりなので、ここで下車。 ここからは北陸新幹線に乗り換えることにします。 本日は北陸をもう少し先まで進むことにします。 北陸新幹線。 金沢からは北陸新幹線に乗り換えです。 車両はJR東日本のE7系と西日本のW7系ですが、ぱっと見区別はつきません。 右側は東京行きの「かがやき508号」。左側は富山行きの「つるぎ704号」。 本当は「富山のもう少し先」まで行きたいのですが、この場合、岡山から最速で乗車できるサンダーバード3号からの乗り継ぎは、いたって不便です。 列車本数の少なさが気になる、北陸新幹線の富山〜長野間です。 せめて「つるぎ」を宇奈月黒部温泉か糸魚川まで延長していただければ。 車内。 富山行き「つるぎ」の車内。 直前に「かがやき」が発車しているのと、金沢から2駅先の富山止めのこともあり、この列車の車内は乗客ガラガラ状態です。 本日は一旦富山で下車することにしますので、あえて「かがやき」の指定席は押えず、「つるぎ」に乗車です。 富山駅から。 富山駅に到着です。 富山止めの「つるぎ」。この後折り返しの「つるぎ」として金沢へ引き返しますので、上りホームの退避側14番線に入っています。 東京側のホーム端。 遠くに北アルプスの山が望めます。 本日はまずまずのお天気のようです。 ホーム。 割としょっちゅうやって来ているような気がする富山駅です。 実際にはそれほどでもないのですが、新幹線が開業してから何度目か、ということであれば、頻度は多い方と言えるかもしれません。 立山そば。 富山について一番に何をするか。 実は本日は、目的があってこれからすぐに何か行動する、というスケジュールではありません。 と言うか、新幹線の乗り換え待ち時間的途中下車です。 それならまずはゆっくりと、いつもの源の立山そばです。 特に変わった品ではなく、食べるのはいつものかき揚げ天ぷら。 「立山」という文字が金太郎飴のようなカマボコが1枚乗っているだけです。 富山と言えば、昆布入りとかで断面が渦巻き形模様の独特のカマボコがありますので、そちらを一切れでも載せていればもっとご当地らしいのですが。 駅構内。 さて、富山駅です。 新幹線が開業してからも何度か訪れたことがありますが、その後の変化として、富山地方鉄道の軌道線と北側の富山ライトレールの直通運転が始まりました。 本日と明日は、この様子も眺めたいと思っています。 富山駅構内から、西隣に続くショッピング街クラルテに続く通路。 写真ではちょっと分りにくいですが、写真中央を軌道線の線路が横切っています。 連絡通路。 駅のコンコースから軌道線の線路を渡って、西側のクラルテ側へ。 3面2線の線路を渡るこの部分だけが、明るい店舗街が途切れるコンクリートのガード下風の雰囲気です。 が、連絡通路の方は視覚上は駅と一体になっており、ここを路面電車が横断するなんて雰囲気ではありません。 案内表示。 軌道線の中央を横切る通路。 富山駅構内のコンコースから飲食店街クラルテのある西側に伸びる通路を横断しています。 路面電車の駅は2線3面構造がこの通路を境に南北に分かれており、ホーム番数としては1番線から8番線まで。 但し2番と6・7番は降車専用ですので、ここには表示されていませんでした。 乗降場。 新幹線と在来線・あいの風とやま鉄道の高架下を直角に横切る軌道線の駅。 店舗街が横切る踏切?横断歩道?部分を挟んで、それぞれのホームは南北に分かれています。 岩瀬浜からの電車は基本市内に直通しますが、地鉄市内線側は折り返し列車の方が多数。 と言うことで、旧ポートラム側と地鉄側でホームを使い分けていました。 富山駅風景。 高架の工事がすべて終わり軌道線の直通運転も開始した富山駅。 外観も奇麗になり以前の駅とは様変わりです。 ただ、コンコースや店舗スペースは奇麗なのですが、在来線の乗り換え口あたりはコンクリートの打ちっぱなしの部分もあり、やや裏場っぽい雰囲気も否めません。 単線区間。 富山駅から通りの北側を眺めると。 かつての富山ライトレール、現在は富山地方鉄道富山港線の電車が、岩瀬浜方面からやって来ました。 富山駅近くの区間は、道路片側に寄せた単線の軌道線となっています。 直通電車。 元富山ライトレールの電車。 その後富山地鉄にも新しい電車が登場していますが、スタイリングはこの車両が一番いいように思います。 そして乗り心地も車内からの視界も良好です。 電車はそのまま南側に直通する、南富山駅前行きでした。 富山駅。 富山駅。 現在はJR西日本とあいの風富山鉄道の両社のロゴが掲げられています。 JRの在来線は高山本線のみとなってしまいました。 地鉄電車。 富山ライトレール生まれでなく、元々の富山地鉄生まれの電車。 南北直通運転開始により、このタイプも岩瀬浜まで乗り入れるようになりました。 市内線ほどの列車密度ではありませんが、運転本数は毎時4往復を確保していますので、待っているとそこそこやって来ます。 環状線行き。 北側の岩瀬浜方面つまり富山港線からやって来た電車。 そのまま南側の市内線に直通します。 この電車はグランドプラザ前行き、つまり環状線に乗り入れるわけですが、乗り入れ先が1方向き単線の環状線ですから、グランドプラザが終点で引き返すわけではなく、さらに先に進みます。 運転上は、グランドプラザから先は岩瀬浜行きとなって、再び富山港線に直通と言う形態を取ります。 ところが実際には、富山駅を南に向けて発車する時点で、「グランドプラザ行き」から「岩瀬浜」行きに表示が切り替えられます。 グランドプラザ前で乗客の入れ替えがある訳ではないので、現実の運転系統としては、「岩瀬浜始発で環状線を経由して岩瀬浜行き」ということになるのですが、さすがに岩瀬浜発車時から「岩瀬浜行き」とはできないのでしょうね。 岩瀬浜行き。 岩瀬浜行きの電車。 こちらは「環状線経由」ではなく、このまま北行きの岩瀬浜行きです。 この区間。 道路との併用区間ですが、両方向向きの単線ですので、どうしても列車本数が限られます。 折角中心部富山駅から発車ですので、全部の列車が岩瀬浜行きではなくても、区間運転増発で需要増は望めそうにないのでしょうか。 それとも線路側にそこまでの余裕がない? 再び新幹線。 富山駅と路面電車の様子をしばらく眺めていたのですが、本日の本題はこれらではありません。 列車は東京行きの「はくたか」。長野までは各駅に停車する列車です。 本当は富山で途中下車せずまっすぐ先に進みたかったのですが、「サンダーバード3号」の接続列車の関係で仕方ない。 上にも書きましたが、やはり運転本数の少なさが気になる北陸新幹線です。 本日の立山方面。 頑丈な上屋根で覆われた富山駅のホームを出ると、右側車窓には北アルプスの連山が遠くに望めます。 なかなかすっきり晴れてはくれず稜線までは拝みにくい山々ですが、本日は上々のお天気のようです。 久々に改めて室堂から雄山に上ってみたくなります。 常願寺川。 富山を出ると、間もなく常願寺川の橋梁を渡ります。 少し上流側に、県道の橋と富山地方鉄道の鉄橋が眺められます。 以前はよくやって来ていた富山地鉄の常願寺川鉄橋ですが、最近は他の場所で撮影することが多くなりました。 越中三郷付近。 常願寺川鉄橋の先は、越中三郷の田んぼの中、そして越中舟橋へと続きます。 よくやって来るお馴染みの撮影地で、ここまで来ると写真撮影に行きたいのはやまやまですが、本日は他に目的がありますので、新幹線の中から横目で眺めるだけです。 中加積付近。 富山地鉄の駅でいうと、上市からやや宇奈月温泉寄り。 中加積付近の田んぼの中も大好きな撮影地です。 いつもはそこから、やや遠くを走る新幹線を眺めることが多いです。 ところでその時いつも気になっているのですが、北陸新幹線のE7系(W7系)って、風切り音が少し高いように感じます。 通過するたびに、やや高周波の音が気になります。 糸魚川到着。 下車したのは、新幹線で2駅先の糸魚川です。 本当はここまでサッサと来たかったのですが、富山で1時間半近く列車待ちが生じてしまいました。 新幹線開通以前は、富山からは北越急行経由の「はくたか」や新潟行きの「北越」があり、日中の列車本数で言えばもっと便利が良かったような気がするのですが。 日本海。 日本海から至近の糸魚川駅。 高架の新幹線ホームからは、こんな感じで海が眺められます。 網入りガラスのネットが写り込んでしまいましたが、この部分の窓。 手で開きそうなのにどうしても開くことができませんでした。 新幹線ホーム。 ホームはこんな感じで、非常に狭いです。 東北・上越新幹線開業までの駅ホームはどこもかなり余裕のある幅でしたが、整備新幹線の駅って、かなり簡素化された感じです。 まあ、そこまで混雑することもないのでしょうか。 新幹線駅がそれでいいのか?とは思いますが。 「かがやき」通過。 ちょうど反対側から列車がやって来て、ホームを通過して行きました。 金沢行きの「かがやき」でしょうか。 山陽新幹線などと違い通過線がない駅構造で、割合近いところを通過してゆきます。 しかしながら、整備新幹線の関係で300キロも出さない(出せない?)せいか、「のぞみ」通過時に比べると、少しだけ迫力不足な気がします。 こんな奴。 駅舎を出たところで後ろを振り向くと、こんなやつがいました。 糸魚川駅の近く、元東洋活性白土の専用線で走っていた蒸気機関車です。 この機関車は、私が大学生当時にはまだ現役で活躍していましたので、北陸本線の車窓からちらっと眺めたことがあります。 当時はほこりにまみれたかなり汚れた機関車、と言う印象だったのですが、このように展示されている現在は、ピカピカに磨き上げられていました。 2022年10月22日追加 機関車。 恐ろしく黒光りがして奇麗に磨き上げられた蒸気機関車です。 実物を見るのは40数年振りですが、当時は北陸本線のすぐ横でこじんまりと動き回っていました。 当時はあまり意識していませんでしたが、すでに蒸気機関車の活躍する時代は終わっており、「山口号」など保存機は別にして、現役で蒸気機関車が活躍しているのは全国でここだけでした。 CAB。 運転台内の青銅製のバルブ類も、ひとつひとつ奇麗に磨き上げられていますね。 国鉄末期に各地に譲渡された蒸気機関車たちが、公園で手入れもされず放置されて荒れ果て、最近どんどんスクラップにされているのとは対照的です。 観光施設の一部になっているわけですし、いつまでも奇麗な姿を保って欲しいと思います。 もっとも、現役時代の印象とは随分違うけれど。 案内板。 詳しくはこちらの案内をご覧ください。 (小さな文字は読めないでしょうかね。) 地図にある通り、北陸本線の列車が通り抜けるすぐ横を走っている、という感じでした。 バス乗り場。 糸魚川駅の南側つまり新幹線側。 本来の駅正面とは反対側で、以前はこちら側は古い車庫や留置線がある、いかにも「裏側」と言う感じの場所でした。 駅前も整備され、以前とは様変わり。 しかしながら、懐かしい設備はみんな姿を消してしまいました。 何かコミュニティバス的なやつですね。 駅舎風景。 さすがに新幹線駅です。 新しく出来た南側新幹線側の駅舎は、まだまだ新しくきれいで、そして恐ろしく立派です。 整備された駅前広場とともに、「新しく新幹線がやって来た」という、生まれ変わった感じがします。 このページのトップへ
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