初めて乗車したのは、記憶もおぼろげな小学校入学前。 二度目は大学在学中に国鉄線を乗り歩いた30年余り前。 三度目が今回、と非常に長い間隔での乗車です。 かつて気動車で長い時間がかかった区間も、今では快速電車が多数走ります。 しかしまだまだ単線区間も残る、ローカル色も同居した路線でした。 京都駅奈良線ホーム。 2009年12月某日、久しぶりに奈良線に乗車しました。 所用があったのは大阪市内ですが、折角の関西。 本来なら新快速を大阪駅で下車するところ、そのまま京都までやって来て、奈良線と関西線経由で大阪市内に向かおうという企画です。 要するに青春18きっぷのオマケです。 京都駅では少しばかり「外れ」という印象のある、奈良線ホーム。 東海道本線下り線とはすぐ隣り合っているのですが、高架駅のフロアから真直ぐ階段で下りる構造でないため、そう感じるだけでしょうか。 みやこ路快速221系。 このTRIAL20000のコーナー、元々は学生時代の国鉄線乗車の記録を写真と入場券と駅スタンプと駄文で綴ろう、というのが趣旨です。 (実は写真はほとんどありませんが。) しかしながら、最近は何だか「廃線跡探訪」と「回想再訪乗車」のコーナーになっているような感じです。 ま、そのうち当時の記録も追加でアップします。 (実はネガと入場券とスタンプのスキャンが面倒なだけ?) ということで、今回も再訪乗車の写真だけです。 みやこ路快速221系。 現在は30分ごとに走っています 京都駅。 奈良線ホームから反対側・東海道本線側を見通したところです。 湖西・北陸線の485系「雷鳥」と、東海道本線に僅かに残る113系。 どちらも国鉄時代からの古参です。 しかしいずれも来年中には新型に置き換わり、消えてゆくスケジュールのようです。 木津駅。 今回は特に写真を撮るでも途中下車するでもなく、横着に車窓を楽しもうという企画です。 従って、特に何事もないままに無事木津駅に到着です。 みやこ路快速の終着駅は、次の停車駅・奈良駅。 しかしこの後は、関西本線の快速電車に乗り継いで、すぐに大阪市内に向かう予定です。 関西本線大和路快速は加茂始発ですから、乗り換えるなら木津か奈良のどちらか。 ゆっくり乗り換えるために、乗車客が少ないであろう木津駅で乗り換えることにしました。 横着の極みで時刻表も持ち歩いていませんが、大和路快速は20分ヘッドですから、待ち時間など気にする必要はないでしょう。 奈良線の普通列車は103系。 これまた国鉄時代の生き残りです。 古いものを大切にすることにかけてはJRグループ一?の、JR西日本です。 木津駅。 特に意識して下車したわけではなかったのですが、木津駅は今回の乗車区間・奈良線の起点の駅です。 京都駅のほうが「都」であり上に思えますが、もともと関西本線にぶら下がっているため、京都の方が終点になっています。 それにしても、木津が起点、ということは、この路線。 「奈良線」と言いながら、実は京都府内だけの区間で、奈良県内は通っていないんですね。 列車は奈良まで直通ですから、どうでもいいことではありますが。 ということで、京都は終点と言いながら、ネーミングから見るとやはり昔から京都視点の路線だったのでしょう。 さて、問題は次の列車の接続。 大して待たないでも、と思ってホームで次の列車を確認すると、15分ほどの待ち時間がありました。 奈良方面への列車で両快速の接続が必要とすると、「大和路」⇒「みやこ路」ではなく「みやこ路」⇒「大和路」のはずだと見込んでいましたが、そううまい接続ダイヤではなかったようです。 後で時刻表で確認すると、実は木津で下車せずそのまま奈良まで行けば、1本前の大和路快速が待っていて接続していたのでした。 全部の線が電化され、橋上駅になり、ホームは電車に合わせてかさ上げされた木津駅。 しかし眺めてみると、まだまだ電化前の古い駅の構造物も残っているようです。 ホームとホームの間がやたら広いのも、そんな昔の名残です。
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