流氷の見えるオホーツクの路線のイメージが強いですが、実際には能取湖・サロマ湖の山側を走るため、その印象の割には海岸を走る距離はさほど長くありませんでした。 しかしいすれにしても風光明媚な路線でした。 尚、追加は下の方になります。最新の追加は 2009年12月6日 能取湖。 本日は、紋別から川湯まで、オホーツクとサロマ湖、能取湖に沿っての観光コースです。 常呂を過ぎて車窓には能取湖が広がります。 先ほどサロマ湖は近くの山の上から一望できる展望台がありましたが、ここ能取湖は周囲は比較的低地で、湖岸からの距離の割に高くから俯瞰できるポイントは殆どありません。 ということで、湖沿いの国道の展望台(というより、ほとんど湖面すれすれですが)から眺めることにします。 駐車場と湖の間の低く狭い場所、広がっているのは自転車道です。 湖鑑賞にはいささか邪魔かもしれませんが、これが旧湧網線の廃線跡です。 何しろ、観光しようとすると嫌でも廃線跡が目に入ってくる、という次第ですから仕方ありません?? 能取湖と自転車道。 少し車を進めて、能取町内です。 再び能取湖を望む休憩所。 ここでもやはり立派な自転車道が整備されています。 以前列車で通った時の車窓風景でも、殆ど湖すれすれでしたが、改めて見ると、これほど高さが違わないところに線路があったかと思うばかりです。 機関車。 更に車を進めること数キロ。 目に飛び込んできたのは湖岸の大きな機関車です。 ということで、急遽車を止めて小休憩です。 何だかどこへ言っても不要不急の小休憩ばかりのような気がします。 それにしてもこの機関車、こういうアングルの写真で眺めると、ゆっくりと動き出したばかりのように見えます。 卯原内駅跡。 旧卯原内駅のホームに停められていたのは、蒸機9600型と客車が1両です。 道路と湖の間の狭いスペースに、駅舎と1面だけのホームが残されています。 さすがに9600、間近で見ると大きな機関車です。 静態保存。 よく見ると、機関車自体はホームを外れたところに停められています。 お陰で足元の動輪までよく見えますし、本来この方が実感的ではあります。 足元地面がバラストでなく草が生えているところだけが、視覚的にはマイナスポイントですが。 2009年12月6日追加 卯原内・網走方面。 ホームから客車のデッキに入り、後方網走方面を眺めたところです。 この部分だけはホームに線路が残り、機関車と客車が鎮座しているため、自転車道は湖側にそれています。 しかしそれ以外は忠実に線路跡をたどっています。 客車内。 客車内部はこんな感じ。 一部のシートは残されていますが、半分以上は撤去され、升席のようになっています。 ハイカーのための宿ですが、この時間は誰もおらず施錠されたままでした。 やむなくドアの窓越しに観察です。 サイクリングロード。 常呂から網走大曲までの、長いサイクリングロードです。 造りっぱなしではなく、案内標識にしてもきちんと整備されています。 しかしお盆休みの時期のためか、自転車が走っているのはついぞ見かけませんでした。 サイクリングロード。 サイクリングルートは網走から常呂までの間。 途中は網走湖、能取湖、オホーツクにサロマ湖と湖岸海岸沿いを巡ります。 北海道では珍しい自転車道への転用ですが、景色の良さ、大した勾配やトンネルがないフラットな地形、そして一端が地方都市網走と、良い条件が重なっているのが幸いしているようです。 それにしても、やはり気になるのは利用状況です。 客車と駅名標。 ホームに残された「卯原内」の駅名標。 客車は更新されていない古いタイプですが、外側は塗り替えられています。 しかし色調が少しばかり明るすぎて赤過ぎるのでは? 保存用として見栄えよくしているのかもしれませんが、あまりやり過ぎると遊園地になってしまいます。 機関車が重厚なだけに、ちょっとアンバランスな気も。 能取湖岸。 卯原内は能取湖の一番網走寄り、といった場所です。 今回は湧別側からやって来ましたが、以前列車で網走から湧別に向った時は、この駅の手前で能取湖の湖岸に出て、そこから延々湖すれすれを走る感じでした。 今回車で通ってみると、さすがに以前より湖岸の木が茂った感じがしました。 自転車道も眺めが良いところばかりではなく、実は木立の間を延々走るような場所もありました。
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