かいもん4号のホームページ TRAVEL 井原鉄道10周年
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2009年11月11日、井原鉄道井原線が開業10周年を迎えました。 各駅で行われたイベントの数々、地域に密着した第三セクター鉄道らしい催しでした。 当日はワンコインデー(全線1乗車100円)ということで、久々の乗車とイベント参加に出掛けました。

神辺駅。

 開業までが随分と難産だった井原鉄道ですが、今年(2009年)1月11日で、開業10周年を迎えました。
 中心の井原駅をはじめ、各駅で行われるイベントと終日実施のワンコインデー。 普段は眺めるだけの同線ですが、久々に乗車しました。
 まずは井原駅早朝7時の列車で、福塩線の接続駅・神辺へ。
 流石に真冬の早朝のことで、記念日とは言え乗客は少数です。 それでも年配のグループ客中心で、2両編成の列車のボックスは7割くらいが埋まっていました。
 ワンコインデーはイベントに合わせ何度か実施していますが、ヘッドマークは本日の10周年記念にあつらえたものです。


神辺駅。

 神辺駅にて、JR福塩線105系更新車との出会いです。
 本日乗車した井原駅7時発下り列車は、神辺方が「夢やすらぎ」号。 本日は臨時列車も運転されるため、井原鉄道の車両は総出で活躍です。


夢やすらぎ号。

 この車両に乗車したのは初めてです。
 もっとも、井原鉄道の列車に乗車したこと自体が、開業5周年以来わずか2度目ですから、大きなことは言えません。 今年は「普通の日」に撮影がてら何度か乗車したいとは思っているのですが、果たしてどうなるでしょうか。
 さて、「夢やすらぎ」の車内、木をベースにした日本調のデザイン。 落ち着いて非常にいいです。 唯一の欠点は、背もたれがスリットになっているため、前方ボックス席の客の動きや声が少々気になる点でしょうか。
 それにしてもこの車内雰囲気、JR九州の観光列車「いさぶろう・しんぺい」にそっくり。 デザイナーの方が同じですから、当たり前とも言えますが。
 ご参考まで、「いさぶろう」の車内はTRAVEL 「鹿児島行き」 をご参照ください。
 まだ7時半頃ですから朝早い時刻、ということになるのでしょう。 折り返し列車の乗客もこんな程度です。


御領駅・列車交換。

 御領駅で列車交換です。
 普段の平日なら、通勤の車の中からこの両列車の交換風景を見上げることが多いわけですから、本日はかなりの早朝出勤です。 休日に朝っぱらから職場の近くに行くのはあまり嬉しくないですが。
 それはさておき。
 残念ながらこの列車、ヘッドマークを付けていません。 他の列車を含め、本日の列車編成がすべてヘッドマーク付き、というわけではなくちょっと残念です。
 さらにダイヤの注釈によると、本日は全列車2両編成のはずですが、この列車だけは単行です。 もっともこの後神辺からの折り返しは途中「早雲の里荏原」までで、そのままコントロールセンター車庫に入庫しますから、まあいいのでしょう。


総社駅。

 御領まではまだ乗客も少なかったのですが、岡山県に入り高屋駅からは車内が急激に混みあってきました。
 井原駅でかなりの入れ替わりがあったものの乗客はむしろ増えたくらい。 朝の丁度いい時間帯の列車ですから、本日の「特需」客だけでなく倉敷や岡山を目指す、あるいは線内の一般客も結構いるようです。 もちろん一般客がまったくいないような惨状は想像したくもありませんが。
 立ち客多数で、それでもダイヤに遅れを生じることなく終点総社に到着です。
 総社駅停車中に、下り特急やくもが隣のホームに進入します。


本日の時刻表。

 本日の時刻表です。
 実は駅には貼り出されていたのですが、この日のイベント、ホームページや新聞で前日までに行事の開催時刻の細かい記載がなく、全容がいまひとつハッキリしませんでした。 参加利用者へのPRと言う点ではいまひとつだったようです。
 さて、写真の紫色の表示が本日の臨時列車です。 2編成の列車が臨時便として往復し、日中は全線で概ね30分毎の運転と、井原鉄道の施設・車両・人員としてはほとんど一杯一杯の忙しい一日でした。


本日の列車ダイヤ。

 朝、神辺駅で見せていただいた、職員用の列車ダイヤグラムです。
 上の時刻表ではいまひとつ臨時列車の車両の運用がわからなかったのですが、ホームに余裕のある総社駅から早雲の里荏原駅まで、夕刻に回送列車が設定されていました。
 さらに見ると、上の時刻表の方、臨時9371Dに紫のマーキングが抜けていたのがわかります(列車番号が入っているので、時刻表もよく見ればわかる)がこれはご愛嬌。
 それより気になることが2点。
 臨時9373Dが神辺駅11時16分に到着後、「だたちにヘッドマーク取り付け作業」なる記載が見えます。
 もうひとつは、井原駅13時57分発の、上り臨時9378Dで「出発式」。
 本日は早朝スタートだったため、井原から神辺→総社→井原と駆け足で辿った後は、井原駅前をちょっと眺めて昼前には早々に帰ろうか、と横着を考えていました。 しかしこの全容を見せられると、やはり出発式までは粘りたくなります。
 それに予定通りに帰宅してしまうと、肝心の「ヘッドマーク」(当然、上の写真の「ワンコインデー」とは別の物を期待)を拝むことも出来ないではないですか。


運賃表。

 総社駅の運賃表です。
 総社駅と清音駅の間は、井原鉄道はJR伯備線の線路を借りて営業する形態となっており、神辺側の神辺〜福山間、井原鉄道の車両がJR福塩線にJRの列車として乗り入れるのとは形態が異なります。
 運賃は井原鉄道、JRどちらの列車に乗車しても180円。
しかし当初は全列車総社直通だった列車が、数年前ダイヤ改正で昼間の列車の多数が合流駅の清音折り返しとなったため、同じ線路にもかかわらず「昼間JRに乗り継いで総社まで行くと、朝晩直通列車で行くより運賃が高くなる」珍現象が発生。
 一時は新聞のローカル紙面を賑わせましたが、その後どのように進展しているのでしょう。


総社駅発車。

 先ほど乗車してきた列車が発車して行きます。
 当初はこの列車か、もう一本前の列車で井原まで折り返す構想だったのですが、上のダイヤグラムの注釈から、もう一度神辺駅に行ってヘッドマークの取り付け作業を眺めたくなりました。
 このためこの列車を見送って、もう一本後の、「ヘッドマークが取り付けられる」はずの臨時列車で折り返すことにします。


総社駅・列車待ち。

 上の列車が発車後、次第にホームに乗客が増えてきました。 ご覧のとおりの行列は、この時点で100人余りです。
 次の列車は臨時列車ですから、本来の時刻表ならこの時刻に列車待ちの客などいないのでしょうが、本日は時刻表を見なくてもいいから出掛けよう、という感じのようです。
 後ろに待機している編成は、折り返しもう一本後の列車です。
 両終点・総社駅と神辺駅では、下車客と乗車客の整理のために、ロープを張って区分、到着後は一端全員下車後の整列乗車を徹底させていました。
 本日はワンコインデーでそのまま折り返し客も多数ですが、きちんとした誘導で大した混乱も起きていないようなのは流石でした。
 ところで列車待ちの列の人が皆右の方を向いているのは・・・・・?


キャラクター。

 列の客の視線の先は、この「着ぐるみ」です。 何だ?このキャラクターは?
 最近は何処へ行ってもこの手のゆるキャラ着ぐるみが出てきて、何が何だかわかりません。
 先ほどから視線を集めていたのは右のトラ(おそらく)の着ぐるみ。 どうも動物マスコットとしては頭身がスマートすぎる気がするのですが、注目点はその動き。 列の子供たちの歓声を浴びて、サービス満点のユーモラスな動作で視線を釘付けでした。
 「トラッキー」よりも人気は上?

2009年1月25日追加


臨時列車。

 乗車予定の臨時列車が総社駅に到着しました。
 中心駅井原は通らず、一駅こちらの早雲の里荏原が始発で基地から出てきたばかりなのですが、予想以上の乗客満載です。 井原から、というわけではなく、全線各駅から乗客が乗り込んでいるわけで、流石の人出です。
 ワンコインデーの運賃は、各駅ともホームで係員か車掌が現金を受領するシステムです。
 この臨時列車は折り返し時間がわずか4分間の設定です。 しかし総社到着時点ですでに数分の遅れ。 すでに発車時刻は過ぎています。 多数の乗客の乗降で、遅れは更に広がりそうです。
 ところでご覧のとおり、すでに先頭部には「10周年記念・ワンコインデー」のヘッドマークが取り付けられています。 果たしてこの後終点神辺駅ではどうするのでしょうか。


発車前の車内。

 神辺駅に向けて発車前の車内です。
 ほぼ全員の乗車が終わった状況は立ち客多数で、このあたりのラッシュ時間なみですが、まだ多少余裕の隙間はあるようです。
 しかしこれから先の駅で、どれ程の乗客が待っているのかはわかりません。


矢掛駅。

 矢掛駅です。
  すでに朝市やいろいろな出店は営業大繁盛中。 さらにこれから開催されるイベントは準備中です。
 一方車内は、総社の次の清音からこれまた多数の乗客が乗り込んできて、今度こそ押し合う状態です。
 さらにここまで川辺宿、吉備真備駅でもホームに溢れんばかりの乗客で、座席からは人で見えない入り口の方から「もっと詰めろ」「もう乗れない」の叫び声?が・・・・・。
 最混雑区間では向い合せクロスシートの隙間にも立ち客が入ってくる有様で、さすがに車内の写真を平気で撮ることは出来ませんでした。


矢掛駅。

 いろいろあります、矢掛駅のイベント。
 余談ですが、矢掛は「やかげ」です。 地元なので当たり前と思っていますが、知らないと読めないようで、そんな会話もちらほら。
 下車してゆっくり見てみたいイベントではありますが、さすがに今日は、そんなことをすると後の列車に乗れなくなってしまうかも。
 但しこの列車、矢掛以降は結構下車客もいて、乗車と下車がほぼ均衡、と言った感じで、それでも超満員のままイベントの中心・井原駅への到着でした。


井原駅発車後。

 超満員だった車内も井原で相当数のお客が下車。
 もちろん新たな乗車客もそれなりに居ましたが、下車したお客の比ではなく、車内は「随分空いたねえ」という感じになりました。 それでもまだまだ立ち客は多数なのですが。
 早い人は手土産を下げて、見るからにそろそろ帰宅といった感じの人も。
 さらに高屋まででぐっと減り、広島県内の流動が思った以上に少ないのはちょっと意外でした。
 岡山県西部の井原市は、産業交流や人の流動がかなり福山市を向いていると思っていたのですが。


神辺駅到着。

 再び神辺駅です。
 今日は井原起点で全線一往復、のはずが途中で気が変わり、井原と神辺間は2往復、2度目の神辺駅です。
 岡山県側よりやや少な目の乗客、とはいえ、下車客は多く、これから乗車する列もご覧のとおりで、座席の数よりは遥かに多い乗客数です。


ヘッドマーク取り外し。

 さて、ここでの最大の関心事で、もう一度神辺までやって来た理由。 「ヘッドマークの取り付け」ってどうなるのでしょうか。
 それらしい物はホームに無さそうに見えたのですが、乗客の下車がほぼ終了した頃に正面扉を開け、それまで付いていた「ワンコインデー」のマークが取り外されました。
 このヘッドマーク、貫通ホロの固定穴を利用して、こんなふうに取り付けているんですね。 取り外しには上に持ち上げただけですが、運転中の普通の振動くらいで外れることはないのでしょう。


ヘッドマーク取り付け。

 代わって取り付けられたのが、こちらの「おかげさまで開業10周年」マークです。
 インパクトは「ワンコインデー」とそれほど変わらず、あまり派手ではありません。 もしかすると周囲を紅白の花で飾ったようなド派手なやつが出てくるのではないか?と思っていたのですが。
 まあ、これはこれでいいでしょう。 なにより本日このマーク付きはこの列車だけです。


ヘッドマーク。

 10周年記念のヘッドマーク、描かれたキャラクターは「いっちゃん」と「はっちゃん」だそうです。
 「はっちゃん」の方は今回一般公募で新しく選ばれたキャラクター。
 ちなみに「いっちゃん」は井原の「井」の文字、「はっちゃん」は「原」の文字のイメージです。
 さて、この次の記念日に出てくるキャラクターは?



ヘッドマーク。

 神辺側に気を取られているうちに、いつの間にか反対側のヘッドマークも交換されていました。 両側とも同じデザインです。
 余計なお世話ですが、9時過ぎに出庫してくる時になぜ最初からこのマークで出てこなかったのでしょうか。
 他に全くマークなしで走っていた編成もあっただけに、ちょっと残念な気が。


神辺駅発車。

 神辺駅を発車した列車は、ほんの少しの間JR福塩線と並走し、短い橋梁で高屋川を渡ると右にカーブして行きます。
 高屋川の橋梁はごく短い鉄橋ですが、以前は2両編成の列車なら十分絵になる鉄橋でした。
 残念ながら、井原鉄道の工事に合わせて福塩線側も架け替えられ、今ではご覧のとおりの姿です。
 ご参考までに、以前の高屋川橋梁の様子はGALLERY 「福塩線70系」 をご参照ください。


2009年2月1日追加


井原駅到着。

 折り返し神辺駅からの乗客は、到着時とほとんど同じで、立ち客は結構居るものの、大混雑、という感じでもありませんでした。
 しかし井原駅では相当数の乗客です。
 まだ正午。  メインイベントはこの後なのですが、すでに早いお客は帰り始めている人も多数です。
 やはり本日は、岡山県内区間のお客の方が圧倒的に多そうです。



井原駅発車。

 こちらに向かって走ってきているようにも見えますが、運転席に座っているのは車掌または特改係員。 この列車の運転士ではありません。
 神辺からは余裕があった車内も、さすがに井原では超満員の乗客を乗せて発車してゆきました。


井原駅前。

 記念式典メイン会場の井原駅前です。
 駅の構内、駅前歩道、そして普段なら駐車場のスペースは、たくさんのテントと人だかりで大混雑です。
 5周年のときはステージが設けられた駅舎正面ですが、今回は本部テントを設置。 前回とは違うレイアウトです。


メインステージ。

 そしてこちらが本日のメインステージ。
 駅舎と向かい合い、間に多数のテントを挟んだロケーションです。
 今回は観光協会による各観光スポットとのシャトルバスも多く、人の流動と車の流れを考慮した結果のロケーションでしょうか。
 ちょうど小イベントの間で観客は閑散としていますが、実際のところちょっと手狭な感じは否めません。


井原駅ホーム。

 そいうこうしている間にも、上下の列車が到着し、まだまだ下車客の方が多い状況です。
 特に下り(神辺方面行き)列車からのお客は多く、ホントにこれだけの人数が乗ってたの?と思うほどの人が駅舎に入って行きます。
 先ほどまで列車に乗っていたため、車内の状況は十分に分かってはいるのですが。
 下り列車(右側)のヘッドマークは、やはり「10周年記念ワンコインデー」ですが、形の違うバージョンです。


井原駅ホーム。

 下り列車はとうに発車してゆきましたが、下車客の列はまだまだ続きます。
 井原駅ではワンコインデーの料金徴収を、写真の行列左側、構内踏切を渡って駅舎入り口で行っていたため、この部分の列がなかなか途切れません。
 今日一日の乗客数は相当なものに違いありません。
 一乗車100円の場合、収支はどんな感じになるのか、興味深いところです。


井原駅前。

 駅舎正面に設けられた本部テント付近です。
 この後ろ側に地域特産の出店が。 そしてその後ろ側がメインステージ、といった感じでした。
 5年前は、ちょうどこの本部テント付近がステージで、駅舎向きにクス玉割りを眺めていました。


記念式典。

 記念式典の中心行事は、13時少し前からのスタート。
 この手のイベントとしては、やや遅めのスタートの気がします。
 5周年記念のときは、記念式典の後に、記念列車の出発が11時11分発でしたから、これと比べても随分遅めです。
 さて、来賓の祝辞から始まって、これが実に延々と続くわけですが、聞いていても写真で見ても面白いものではないため、これは割愛。
 次は一日駅長の任命式。
 井原鉄道と同じく、平成11年1月11日生まれ、今日で満10歳の倉敷市内のお嬢さん、ということです。
 13時過ぎて「一日」駅長に任命、というのもどうかと・・・・。
 もっとも最大の任務は、このステージとこの後13時57分発の記念列車出発合図くらいでしょうが。


マスコット。

 こちらは井原鉄道のキャラクター。 今各地で流行の「ゆるキャラ」のひとつ?
 「いっちゃん」「はっちゃん」の由来は上の方で紹介したとおりです。 ところで新顔の左側「はっちゃん」の方。
 赤くて四角で足が細くて帽子をかぶっている、というスタイル。 第一印象ですが、私には井原鉄道よりは郵便局が連想されて仕方ありません。
 おまけにこの「はっちゃん」、(写真はありませんが)後ろ姿は赤地に太い横の白線が入っています。 こちらは家電量販店「電器のD●O●EO」の前身「Dai●chi」のマークを連想して仕方ありませんでした。
 大変失礼しました。
 それにしても、周囲を4人で支えなければステージに上がれないマスコットって・・・・・。


クス球割り。

 やはり記念式典といえば、クス玉割り。
 先ほど式辞は割愛させていただいた来賓の方々ですが、ここでは登場お願いすることにします。
 見事開いたくす玉、おめでとうの幕とテープにモール。 ひとつだけ、紙吹雪がなく、少し寂しい感じです。 折角寒風の強い絶好のお天気だったのですが。
 しかし環境にやさしく後片付けする裏方さんにもやさしいくす玉でした。 そういうご時勢なんですね。


出発式準備。

 ステージでの記念式典も無事終了し、残るはホームでの記念列車の出発式です。
 人ごみの中、狭いホームに行ってもろくなことになりそうにないので、遠景で雰囲気を楽しむことにしました。
 記念列車が到着する前のひとコマです。
 それにしても今立っているこの場所、風がまともに当たる歩道橋の上のため、寒いこと。


記念列車到着。

 神辺方から、本日の記念列車の到着です。
 先ほど総社→神辺→井原と乗車した編成が、その後清音〜神辺と往復しての到着です。  


記念列車到着。

 出発式の関係者に多数の乗客、反対側の対向列車が待つ井原駅ホームに、記念列車の到着です。
 声は届きませんが、ホーム前方は最大に盛り上がっている・・・はずです。
 ホームに上がってもよかったかな、とちょっとだけ思ってしまいました。


記念列車発車。

 長々とした挨拶などきっと無かったのでしょう。
 ちょうど多数の乗客を入れ替えた位のさほど長くない停車時間で、遠目に見るとあっさりと、記念列車は発車して行きました。
 もちろんここから見ている以上にホームは大変だったことかもしれませんが。
 それにしてもマスコットの「はっちゃん」、ものすごく目立っています。
 うーん、やっぱり後ろ姿は「電器のダイ●チ」のマークが連想されてしかたありません。


記念列車発車。

 記念列車が井原駅を発車して行きました。
 各駅の出店などはまだまだ続きますが、この列車を見送ると、そろそろお開きかな、という気分になってしまいました。
 なるほど、この時刻の記念式典設定は、ちゃんと正当性があったようです。
 当初考えていたより2時間ほどもの長居でしたが、そろそろ帰途につこうかと思います。
 次のイベントは15周年?それとも20周年?
 期待を込めて個人的な希望を言わせていただければ、井原鉄道。 せっかく開業の日にちを平成11年1月11日(11月でないのが残念です)、初列車の出発を11時11分11秒とこだわったのですから、次回は開業11周年記念を、これまで以上に盛大に開催していただければ、と望む次第です。
 もっともその前に、今度はぜひ「普通の日」に訪問乗車してみたいと思っています。

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