そんな末期の宇高航路に乗船の記録です。 尚、追加は下の方になります。最新の追加は 2013年6月8日 <INDEX> 2010年11月乗船編 2012年10月乗船編 2010年11月乗船編 宇野港風景。2010年11月某日、業務により四国は高松に出向きました。さて、ルートはどうするか。 休日なら瀬戸大橋経由で自動車で、ということになるのですが、本日は平日料金のため、経費がかさんでしまいます。 通常なら列車で瀬戸大橋線経由、マリンライナーに乗車、というコースになります。 しかしながら、実は春先より「宇高航路に乗りたい」という望みが高まったまま、半年間果たせないままです。 更に更に、会社からならともかく、自宅から直行直帰なら、実は車で宇野港に向かい駐車場に預けてフェリーで高松に渡る方が、コストが低く時間は全く同じ、という検討結果。 こうして、久々に船の上から瀬戸大橋を眺めることと相成りました。 早朝の宇野港です。 すでに宇高連絡船が廃止されて丸22年余り。 フェリーも一回り小さな船体に変えられてしまいましたが、それでも港の中に3隻揃うと絵になります。 国道フェリー。宇高国道フェリーの乗り場です。もともフェリーは自動車航送が主たる目的。 特にこの宇高航路は、旅客用には国鉄宇高連絡船がありましたから、残念ながら一般乗客用の待合室やターミナルはさほど大きくありません。 それより、自動車から遠目に見つけやすい大看板がとにかく目立ちます。 現在は便数削減により、28分毎とは行かないのが残念です。 四国フェリー。予定の国道フェリー便より一足先に、四国フェリーの便が高松に向けて出航です。かつてのライバル同士ですが、瀬戸大橋が最大の競争相手となった現在、時間調整の上、ホームページ上では両方の航路を合わせて「40分ヘッド」を謳っています。 しかしながら、往復乗船券の共有や駐車場の共有など、完全にタッグを組んで利便性をあげているわけでもありません。 高速料金値下げに対抗して、更なる一元化に向かうのか、あるいはそんな余裕もないままに航路廃止に向かうのか。 予断を許さない厳しい状況ではあります。 フェリー接岸。宇高国道フェリー、高松からの便が到着です。前後両方に車両搬入口のある構造のフェリーではありますが、フェリー自体の進行方向は一方向だけ。 このため、どちらか一方の港では接岸時に向きを変える必要があります。 宇高国道フェリーの場合、桟橋付近のスペースがやや広い宇野港で、桟橋を行過ぎたあたりで接岸前に反時計回りにおよそ270°向きを変え、ゆっくりと船尾を横にスライドさせる形での到着です。 乗船開始。短い折り返し時間ですから、車と乗客の下船が終わると直ちに乗船が開始されます。国道フェリーでは、乗客の乗船口が別になっています。 その途中から眺めるとこんな感じで、車が乗り込むのがよく見えます。 とは言いながら、悲しいくらいの少なさではありました。 本日は高速1000円の休日ではないのですが。 このぶんでは、一度撤回された航路廃止の申請が再び現実になる日もそう遠くないかもしれません。 船室。旅客船室を後方から眺めたところです。仕切りの向こうがいわゆる船室部分で、こちら側はオープンのテラス風です。 11月末の朝ともなると、少々寒いスペースで、陣取る乗客は居ません。 というより、船室の方にも乗客はまばらです。 以前の船と比べると、船室も狭く簡素になった感じです。 シートも以前はもう少し背ズリが高くもたれ心地が良かったように記憶しているのですが。 ま、これだけの乗客の少なさであれば、ゆっくりくつろぎたいならシートにゴロリと横になったほうが良いかもしれません。 残念ながら売店(うどん店)は朝の便では営業していませんでした。 狭いながら宇野港の待合室ではちゃんと営業していたのですが。 ま、うどんの方は本場讃岐高松で、昼食の楽しみに取っておくことにしましょう。 宇野港出航。離岸と同時に、船はどんどんスピードを上げて行きます。先ほどまで居た宇野の町が、後に遠ざかります。 特に宇高国道フェリーの桟橋は、港の奥深くでなくやや南側にありますから、あっという間に遠ざかる感じがします。 宇高連絡船のなくなった宇野港。 元連絡船桟橋のあったあたりは埋め立てられてすっかり姿を変えてしまいました。 しかしながら、このスペース付近に誘致するはずだったテーマパークもショッピングセンターも、バブル以後の長い不況の影響ですべて計画頓挫し、広いスペースは未だ有効活用されてはいません。 瀬戸内海中央部。瀬戸内海中央部、かつては大槌島や小槌島をこちら側から眺めるのがお馴染みでしたが、瀬戸大橋が開通後以後、反対側のやや高い位置からの眺めにすっかり馴染んでしまいました。本日はこれから次第に雨になる天気予報ですが、今のところは落ちてくる一歩手前といった天候。 風もなく、非常に穏やかな瀬戸内海中央部ではあります。 視界は概ね良好ですが、遠くまで澄み渡ったというわけにはゆかず、瀬戸大橋はかすかに霞んで眺められた程度でした。 宇野行きフェリー。瀬戸大橋の開業ですっかり便数の減った宇高航路。 すれ違う船の数も随分少なくなりました。反対側、宇野港に向かうフェリー。 宇高航路は20キロにも満たない短い航路ですが、かつての紫雲丸事故をきっかけに上下の航路が島を挟んで大きく分けられたため、すれ違う船も随分遠くを通り過ぎます。 小豆島航路。高速割引や架橋の影響で、宇高航路を始め瀬戸内海航路は縮小の一方。 ではありますが、橋の影響(恩恵)を受けない島々では、今でもフェリーが重要な生命線です。四国高松と小豆島・土庄港を結ぶフェリーが、こちらより一足先に高松港に入港。 さらに直前で追い抜いた高速艇が滑り込みます。 宇野・高松の港で眺めていると、まだまだ船も地域の重要な足の役割を果たしています。 高松港入港。小一時間の航海も終わり。 少しだけ小雨を感じるようになった高松港に到着です。こちらの到着に合わせて桟橋を空けるように、宇野行きの国道フェリーが高松港を出てゆきます。 1本しかない宇野・高松の桟橋。 瀬戸大橋開通前もそうだったのでしょうか。 当時は日中19分間隔の運行で、車も満載でしたから、慌しさは相当なものだったことでしょう。 高松港前。JR高松駅から見ると一番東側で遠くにある、宇高国道フェリーの高松港桟橋。 以前は駅との間を「接続バス」も走っていました。子供の頃のかすかな記憶をたどって見るに、宇野港でもフェリー乗り場を起点に岡山・倉敷・玉島方面に定期バスが運行されていましたから、単に車だけでなく一般乗客の足にもなっていたようです。 四国フェリーに比べると位置的に不利な条件をカバーするためか、高松港よりひときわ大きな看板が目を引きますが、「28分ごと昼も夜も」のうたい文句は本当に看板倒れです。 四国フェリー乗り場。国道フェリー乗り場からJR高松駅に向かう途中にある、四国フェリー乗り場です。地の利は国道フェリーよりは良いのですが、昔からネームバリューでは国道フェリーにかなわない、という印象です。どうなのでしょうか。 かつては宇高国道フェリーと激しい競争を繰り返していましたが、今では運行時刻を調整し、ホームページ上でも両航路合わせて40分間隔をうたい文句にしています。 国道フェリーと同じく、昨年2009年3月に一度航路の廃止届けを提出しましたが、地元の強い要望により撤回、今のところ以前同様の運行です。 しかし高速道路の新しい料金体系案も発表になり、いつまた廃止が表面化するかは予断を許しません。 ついでの琴電。高松、と言えば宇高航路と琴電です。別に業務をサボっているわけではありません。 本日の業務先は、ここから琴電で数駅先。 一番便利なアクセスルートです。 高松城址の一角にある高松築港駅。 体質改善はされましたが、購入した切符は自動改札を通れない普通の「紙」でした。 フェリー桟橋。2012年10月某日、宇高国道フェリーに乗りに出かけました。 10月17日の運行を以って航路休止(実質上の廃止)となる直前のことです。本日は朝から宇野港に出入りするフェリーを拝み、更に高松まで往復して来ようという企画です。 ここでは、宇野港から高松港までの往復の様子をご紹介します。 2010年秋の乗船記の続編のようでもありますが、同じ航路の乗船ですから同じ内容の繰り返し、とも言えます。 尚、GALLERY DOMESTICの「宇高国道フェリー」にもこれ以外の写真を置いていますので、合わせてご覧ください。 写真は、これから乗船する宇野港桟橋、フェリー到着前の様子です。 看板。宇野港ターミナル上に掲げられた「国道フェリー」の大看板。 かなり遠くからでも目に入ります。国道フェリーは他の宇高間の航路と比べ、宇野側も高松側もわずかにやや地の利に劣っていました。 人目でそれと判る看板は必須です。 「昼も夜も28分」のセールスポイントは末期は完全に看板倒れ。 「28分」は「ピークで1時間」となり、夜行便は全て廃止されてしまいました。 最盛期は「28分」でなく「19分」で、フェリーといえば国道フェリーという時代もあったのですが。 フェリー接近。葛島の向こうから、国道フェリーが姿を現しました。高松からの便で、これが折り返し、これから乗船する高松行きとなります。 重なるように、直島(宮浦)からのフェリーも後を追ってやって来ました。 宇野〜高松航路は以前に比べると便数が減りましたが、宇野港からはこれ以外に直島(宮浦、風戸)行きや豊島・小豆島行きのフェリーも発着するため、まだまだ結構頻繁にフェリーが発着します。 フェリー併走。後追い、と言うより並走に近い形で宇野港入り口までやって来た2隻のフェリー。 ここまで来て、やや後続気味の直島からの四国汽船のフェリーがほぼ停船状態となりました。幅の狭い宇野港フェリー発着場では、大型フェリーの方向転換時には、完全に他の航路を塞ぐ形となります。 宇高国道フェリーの桟橋は一番入り口側にあり、到着時接岸前に方向転換、それもおよそ250°も回転しますから、この間他のフェリーは発着できません。 後続の四国汽船のフェリーは、自ずとその間「開通待ち」状態となってしまいます。 すれ違い。ちょうどこのタイミングで、宇野港から直島行きのフェリーが出てきました。 こちらの通過を優先させ、ここで国道フェリーも大幅に減速です。とは言えすでに相手の速度は上がっている状態でのすれ違いですから、目の前を通ってしまえばおしまい。 国道フェリーも減速程度で、完全に停船までは必要ありません。 航路の横断なら優先方向がありますが、このように側面方向から港の出入の場合はどちらが優先になるのでしょうか。 宇野港に進入。対向フェリーの通過を待ち、やや速度を上げた国道フェリー。ちょうどこの写真視点の右側が桟橋となるのですが、接岸前の方向転換のため、一度頭を宇野港の奥に押し込む形で目の前を過ぎてゆきます。 後続の四国汽船のフェリー、完全に停船してしまいました。 回転開始。ちょうど船が真横に来たあたり、両側が岸壁になったあたりまで来ると、方向転換の開始です。時計回りと逆向きに、おおよそ250°の大回転は、以前よりは小さくなったとは言えそこそこ大きな船体ですから、結構な迫力ものです。 反対向きに回れば回転角度は小さくて済むのに、とも思いますが、それでは設備構造上大幅な後進を余儀なくされますから、これで仕方ないのでしょう。 回転中。国道フェリー、回転中です。さほど広い場所でなく、向こう側の岸壁とこちら側の岸壁の間、といった感じのスペース。 水の上に浮いている船では、かなり難しいのでは? 回転中。概ね反対向きまで回転。しかし接岸のためには、まだまだ回転を続けなければなりません。 後続フェリー。ちょうど180°くらい回転したあたりで、停船待機していた直島からのフェリーが動き出しました。この位置関係ではまだ航路は開いていませんが、この辺りまで来れば発進しても相手が逃げてしまう、ということでしょう。 操船の乗組員よりは、入港目前で待たされている乗客のほうがイライラしているかもしれません。 それとも地元の人にとっては日常茶飯事? 接岸準備。国道フェリー、ようやく「間もなく接岸」という位置までやって来ました。 後はもう少し船尾を振ってちょいと後退すれば完了です。と書くのは簡単ですが、実はここからが一番気を使うそうです。 乗船記なのに乗船前の到着だけでここまですでに写真11枚アップ。 いつまで続く? 今回は文章でなく写真の数で勝負?です。 後続フェリー。船尾をスライドさせ接岸直前、直島からの四国汽船のフェリーがようやく横を通り過ぎてゆきました。直島・風戸(せと)港から宇野まで20分ばかりの道程ですが、ここで5分以上待たされたことになります。 まだ回転中。前に進むときにはスピードの出る船ですが、回転や横行はさほど速くない。 ということで、ここまで来てかなり時間が掛かっています。双頭式で両側向きに進める短距離向け小型フェリーがどんなに羨ましいことか。 直島フェリー。宇高国道フェリーの横を通り過ぎ、こちらは宇野港フェリー埠頭の一番奥まで入ってゆく、直島からの四国汽船のフェリー。こちらは港の更に奥に入ったところで、180°回転が必要になります。 まだまだ回転中。あと一息、と思いながら、ただ見ているだけだと最後が本当に長い、接岸前の回転です。接岸。ようやくほぼ接岸しました。後はワイヤーで固定してハッチを開ければ下船開始となります。 下船開始。ハッチが開き、下船開始です。高松からの午前中の便は、残念ながら大型トラックは積まれておらず、車両は乗用車が数台、バイクが10台ばかりという惨憺たる有様でした。 本州と四国の国道30号線をつなぐ「国道フェリー」の看板も色あせて見えます。 うどん県とうどんフェリー。「うどん県」で名を上げた香川県。 ですが、「うどんフェリー」の方は、ネーミングで乗客回復、という簡単な話ではなかったようです。地元で話題になったことは確かですが。 下船の車わずか。以前に乗ったときもそうでしたが、車だけでなく意外と多いのが、車なしで乗船のお客。多いと言ってもあくまで比較の問題で、絶対数の話ではありませんが。 直通のフェリーがなくなれば、困る乗客が多少なりとも出るのは間違いありません。 宇野と高松の間の移動に限れば、瀬戸大橋経由では随分と遠回りで時間が掛かり運賃も高い移動になってしまいます。 乗船開始。さほど多くない車の下船が終わると、すぐに折り返し高松行きの乗船が始まります。こちらもさほど多い車の台数とは言えません。 大型車も乗船。この高松行きの便では、大型トラックが何台か乗船しました。岡山から高松あたりの間の移動を考えれば、まだまだフェリーにもメリットはあると思うのですが、そもそもフェリーの利便性が勝るような流動自体が少ないのでしょうか。 二輪車・バス接続いろいろ。意外と多いのがバイクの利用です。 到着便もそうでしたが、折り返しのこの便でも10台ばかりが乗船しました。瀬戸大橋では風が出ると二輪が通行止めになりますし、ソファで休める1時間の航路は、二輪のツーリストにとってはちょうど良い休憩かもしれません。 一方でバスの利用はさほど多くないようです。 岡山市内中心からの発着便があるのですが、岡山からだと時間的に瀬戸大橋利用の方が利便性が高いでしょうから。 以前は倉敷や玉島方面へも両備の直通バスがあったのですが。(かなり昔ですが。) 車両甲板。ほぼ車の乗船が終わった車両甲板。 そろそろ私も乗船することにします。トラックや乗用車がいくらかは居たと思っていた乗船待ち駐車場でしたが、納まってみるとこんな感じ。 甲板の作業員も手持ち無沙汰気味です。 直島行きフェリー。先ほど国道フェリーの回転待ちで、入港の足止めを喰らった四国汽船のフェリー。 こちらは短時間の折り返し時間で、一足先に出航です。宇高間と比べると短距離の航路ですが、宇野〜直島・風戸間は一隻のフェリーが往復しているので、無駄を省いた結構慌しい運用です。 四国フェリー。国道フェリーと同じく、宇高間を結ぶ四国フェリー、宇野港から高松に向け出航です。2010年早春に一度、国道フェリーと足並みを揃えて航路廃止届けを提出。 しかし両社とも、地元の要望を受けて直前に一旦撤回。 その後は、かつての競争相手がダイヤの間隔調整やホームページの共同乗り入れで利便性を高める努力もしましたが、結局共同運航までには至りませんでした。 本日見ている限りでは、ダイヤ調整はすでにどこかへ行ってしまい、両社のフェリーが続行に近い状態で運行されている感じです。 四国フェリー回転。出航する四国フェリー、こちらは国道フェリーとは逆に、到着時は宇野港一番奥までまっすぐ進入し、出航時に方向転換します。国道フェリーとほぼ同じ大きさの船体が、3方岸壁の港の一番奥で回転するため、こちらも見ていてかなりの迫力モノです。 四国フェリー回転中。国道フェリーと同じく、反時計回りの回転です。船舶は基本右側通行ですから、当たり前といえば当たり前ですが。 四国フェリー回転中。はい、引き続き回転中です。これ以上コメントしようがありません。 写真で雰囲気を感じ取っていただければ。 四国フェリー回転中。まだまだ回転は続きます。ちなみに、この写真を撮影している場所は、国道フェリーの甲板デッキからです。 四国フェリー回転ほぼ終わり。ゆっくりとした回転がほぼ終わり、そろそろ高松に向け前進を始める頃です。こちらにも船体サイドには、「うどん県」のロゴが。 デッキ。宇野港で出航を待つ国道フェリー、まずは甲板デッキに上がってみます。曇り気味ではありますが、風もさほどなくまずまずの航海となりそうです。 四国フェリー。国道フェリーの前方を横切って、四国フェリーが一足早く高松に向けて出て行きました。以前は40分程度の間隔にダイヤ調整していた時期もあったのですが、本日見ている限りでは、かなり接近した、続行に近い形で運行しているようです。 四国フェリー。高松までは、島や上下航路分離の関係で、西側に「く」の字に迂回するような形で宇高西航路を進んでゆきます。海の上とは言え、意外と真っ直ぐに進めない様子がよくわかります。 そろそろ出航。四国フェリーの姿がやや遠ざかった頃、こちらも出航の時刻となりました。車の乗船も終わったようです。 というほどたくさんの台数が待っていたわけではありませんが。 出航。国道フェリーも宇野港桟橋を離れました。昔からのそこそこ大型のフェリーの発着場ですが、本社のある高松側と比べると、幾分簡易的な造りの宇野港桟橋とターミナルです。 ちゃんとした待合室と売店がある雰囲気は、それなりに好きでしたが。 宇野港を後に。桟橋を離れたフェリーは、進路を高松よりやや西よりに向けながら速度を上げてゆきます。四国フェリーや直島行きの四国汽船の乗船場と比べると、やや南よりに外れている位置関係がわかります。 この写真右外れの方からは、以前は宇高連絡船が発着していました。 造船所。宇野港のある玉野市は造船の町。 高松行きの船は、建造中の船を横目に眺めながら岸沿いを南に進みます。瀬戸内海を横断する宇高航路ではありますが、本州と四国の距離が近いこのあたり。 右舷から眺めていると、中央の水道横断部以外は、割と陸地沿いに進む印象を受けます。 宇野行き、四国フェリー。反対側、北向き航路を宇野港に向かう四国フェリーです。今乗っているフェリーに先行の同社便との間隔からすると、こちらも1時間ヘッドの運行は確保されているようです。 宇野港。右岸に沿っていた本土陸地がやや離れる頃に、船は高松に向け少しづつ左向きに舵を切ってゆきます。スカッと晴天、というわけにはゆきませんが、本日は比較的視界が遠くまで利いているほうで、まだまだ宇野の港がよく見えます。 というより、出航前の宇野港からは高松の町がちゃんと見えていました。 瀬戸大橋。このあたりまで来ると、瀬戸大橋が姿を現します。といってもまだ見えるのは南側半分の南北備讃瀬戸大橋付近です。 遠目に見ても、両橋のケーブルを支えるアンカレッジは巨大なコンクリートの塊に見えます。 国道フェリー僚船。左舷に沿っていた荒神島が途切れた頃に、宇野港へ向かう反対向きの国道フェリーとすれ違います。こうして見ると、以前の船に比べてかなり小型になっていたかと判ります。 宇高西航路と東航路は、間に荒神島・葛島を挟んで大きく東西に離れています。 反対向きの船も、すれ違うというには余りにも離れたはるか遠くを通り過ぎます。 目的地・高松。進行向きに、高松がはっきり見え始めました。町自体は出発地・宇野からも遠目に見えていたのですが、このあたりまで来ると大きな建物ははっきりと認識できるようになります。 直島と僚船。北向きの航路は、直島と荒神島・葛島の間の狭い水道を進むため、直島は宮浦の町並みのすぐ近くを通過します。荒神島の南側は養殖場なのか、沢山の浮きが海面に並んでいました。 何となく異様な風景ではあります。 出発地・宇野。高松の町がはっきり見えると同時に、出発地・宇野の町もこのような感じでまだまだ十分に望めます。写真のほぼ中心が出発地ですが、左に見える大きな船のずっと左を通ってやって来たため、かなり迂回してきた様子がわかります。 海の上とは言え、安全のためには最短距離を直進、というわけにはゆきません。 大槌島と瀬戸大橋。岡山県と香川県の県境の島、大槌島が真横近くに望めます。どちらから見てもきれいな三角形に見える島。 連絡船時代から、この島が真横に見えると四国との中間点までやってきたという目印でした。 その向こう側にある瀬戸大橋までは少し距離があるのですが、いつ宇高航路の船に乗っても、橋の姿がくもりなくスカッと抜けて見えた記憶がありません。 航路横断。先行する四国フェリーを少し離れて追うように、船は瀬戸内海航路の横断にかかります。それはいいのですが、ちょうど航路を西向きに進む大型船とタイミングが合ってしまいました。 大型から小型まで多数の船が行き来する航路で、操船に非常に気を使うあたりです。 大型船。目の前を大型船が横切ってゆきます。と言うより、備讃瀬戸東航路を西向きに進む大型船に向かい、こちらのフェリーが真正面から突っ込んでゆく、という感じです。 相手は相当に長い船体で、こっちが突っ込む前に本当に通り抜けてしまうの?という感じです。 本日は見通しが良いとは言え、これだけ接近するとちょっと怖い感じです。 しかしフェリーは減速する気配も針路変更の気配もありません。 操舵室から見ると、正確な距離感と速度の関係がきちんと見えているのでしょう。 大型船。大型船が通りぬけたほんの直後の航路を、こちらのフェリーが横断します。両船の距離感はこんな感じ。 随分と近いですが、通ってみるとぶつかりそうな感じではありませんでした。 高松と四国フェリー。備讃瀬戸東航路を横断すると、高松の町並みがぐんぐん近づいてきます。このあたりまで来ると今度は、右舷側は五色台から讃岐平野につながる四国本土に沿うような形で進みますから、海峡を横断という雰囲気はありません。 1時間の航海ですが、瀬戸内海を横断する、という雰囲気になるのはそう長い時間ではありません。 船内風景。あとは高松に入港するだけ、という感じなので、ここらで一度船内客室に下りてみることにます。車の台数は少ないと思っていたのですが、客室の中には意外と人がいます。 乗用車、家族連れが多かったのでしょうか。 サロンデッキ。客室外のデッキはこんな感じ。サイドの上半分は風防がなくオープンになっており、夏場はいいですが、冬になると居座るには寒いスペースです。 10月上旬の今頃ならちょうどよい感じかも。 と思っていましたが、曇天のせいか、長居をするとちょっと寒い感じが。 四国フェリー。高松港に入る手前、次の四国フェリーとすれ違いです。四国フェリーは概ね50分程度の間隔を確保しており、国道フェリーよりは若干短いインターバルとなっています。 すれ違う回数からも、その違いがわかるようです。 高松港。出航してから50分ばかり。防波堤をやや迂回するように、船は高松港に入ります。 すっきりしない曇りの天気ですが、途中波は穏やかな宇高航路でした。 高松港・四国フェリー。高松港に入り接岸前。国道フェリーよりやや高松駅寄りにある四国フェリーのターミナル。 ここでまた、四国フェリーが出航です。 いくら何でもインターバルが短すぎないか? と思いますが、遠目に乗客が乗っているようにも見えます。 どちらかが小豆島行きの便、でしょうか? 高松港。高松港の奥、国道フェリーのターミナルに向かって、もう一走りです。宇野港と違い、防波堤の内側は横に幅のある高松港。 ですから、フェリー同士がすれ違う余裕は十二分にあります。 こんぴら丸。高松港では、国道フェリーの「こんぴら丸」が休んでいるところでした。朝の1時間ヘッド・3隻体制の時間帯を過ぎ、高松港に到着した1隻は、午後の出動に向けて一休みです。 休止直前は、昼間の時間帯は1.5〜2時間ヘッドにまで減便されていたのが実態でした。 高松港接岸。高松港桟橋に接岸です。国道フェリーは宇野港で後部下船/乗船、高松港で前部下船/乗船となっているため、こちらの高松港では、一番奥まで真っ直ぐ進んで、そのまま接岸します。 宇野港と比べるとしっかりした旅客ブリッジです。 作業中。高松港岸壁に接岸固定され、旅客乗降ブリッジが下ろされます。あとは下船するだけです。 下船開始。無事高松港に到着し、下船開始です。大した乗客数ではありませんので、人も車も混雑なく上陸でした。 下船(乗船)口。旅客の下船(乗船)はこちらから。 宇野港も高松港も同じ側がブリッジとなります。そういえば、反対側の左舷にも乗船口があったかどうか、観察していませんでした。 あったとしても普段使うことはないでしょうが。 下船。乗客が少ないのに写真を撮っていてぐずぐずしても迷惑ですから、ここらで降りることにします。30分後の折り返し宇野行きの便となるため、乗船客も改札で待っているでしょうから。 人間を運ぶのはついで、といった感じの、狭い場所に設置された乗船口です。 フェリー乗り場。高松港の宇高行動フェリー乗り場。 今は一番正面のスペースがコンビニに割かれています。こちらも宇野港と同じく、メインの国道から来ると一番外れとなるためか、ひときわ目を引く大きな看板です。 大看板。国道の遠くから一番目立つ場所にあるのは、ターミナルではなく道路反対側のこの看板です。うどん県とうどんフェリーの表示はありますが、こちらにはすでに「昼も夜も○○分」の表示はありません。 ターミナル。フェリーターミナル正面です。「国道フェリー」の名前が示すとおり、宇高航路は岡山県と香川県に海で分断された国道30号線をつなぐ、海上の国道でした。 この場所から後方高松駅前を通り、瓦町に程近い番町交差点までの短い間が、香川県側の国道30号線となります。 今では、西に20キロも外れた瀬戸大橋上の道路が、高規格の一般国道30号線バイパスとして本州四国間の主要道となってしまいました。 看板。こちらは高松ターミナルの上にある大看板。相当に痛みが進んでいますが、流石に今更修繕には至らなかったようです。 高松港乗船口。国道フェリー高松港側の乗船口です。まだ出航までには間がありますが、すでに待機していた車はすべて乗船が終わっているようです。 うどんフェリー。こくどう丸の船内、船室とサロンデッキの間に、キャラクター「まりん」ちゃんのうどんPR?「うどん県」に同調して通称まで「うどんフェリー」に改めましたが、ブームに乗って経営改善にはとても及ばなかったようです。 高松港・出航。本日はスケジュールの関係で、JR高松駅も琴電も玉藻城も眺めずに、そのまま宇野に折り返すことにします。休憩中の「こくどう丸」を横目に、こちらは30分の折り返し時間で宇野港に向け出航です。 四国フェリー。高松港を出ないうちに、四国フェリーが高松到着です。 確かに四国フェリーの方が短いインターバルで運行しています。一度は同時に廃止届けを出したこともある両社ですが、現状では四国フェリーに分があるようです。 国道フェリー休止(廃止)後、四国フェリーの経営は多少好転するでしょうか。 高松を後に。岸壁を離れたフェリーは、まだ港内ながら、スピードを上げてゆきます。数えるほどながら高い建物がある高松駅付近。 それらがぐんぐん遠ざかります。 高松港外へ。航路境界を示すブイを左舷に眺めて、高松港の外へ。今回の四国上陸は、ターミナルの交差点付近をちょいと歩いただけ。 折角の「うどん県」ながら、本場の讃岐うどんを食べることもありませんでした。 昼食時だったのに・・・。 進路を西へ。高松港を出たフェリーは、女木島を避けるように、一度進路を大きく西方に向けます。フェリーの航路からは相当西に外れていますが、ちょうど正面に岡山県との県境の大槌島の姿が。 サロンデッキ。さて、気になる乗客の数ですが、見たところ往路の高松行きの便よりかなり少ないようです。客室のソファは、テレビのある前部と窓際の両サイドを除いてガラガラですし、後部の客室外デッキはほとんど空いています。 商売として成立する乗船数には到底届いていないのは、残念ながら一目瞭然です。 船内売店。少ない乗客数ではありますが、1時間の船旅。 船内ではちゃんと売店も営業し、弁当やうどんの販売もしていました。土産を買おうとは思いませんが、高松で昼食を食べ損ねたことでもありますし、折角ですからここでうどんをいただくことにします。 本場讃岐うどん、というわけにはゆかないでしょうが。 うどん(国道フェリー船内)。売店で購入したうどん、デッキのベンチで頂くことにします。とりたてて特徴のなさそうな、船の上だから美味しくいただける、といった感じの普通のうどんでした。 見たところ数杯は売れていたようですが、なにぶん少ない乗客ですから、繁盛というわけにはゆきません。 どんな麺かと思っていると、冷凍の麺を取り出し、湯で解凍と加熱を同時に行ってから器に移し、出汁と多少の具を載せる。 ごく普通の駅うどん同様ながら、冷凍からスタートする分、少々余分に時間が掛かるのは仕方ないところ。 何杯出るのか判らないため冷凍での準備は止むを得ないところでしょうか。 高松遠景。うどんを注文し、ゆっくり食しているうちに、高松の町並みが随分遠ざかってゆきました。船はすでに備讃瀬戸東航路を横切りかけたあたりです。 四国フェリー。やたら出てきますが、ここでまたまた四国フェリーとすれ違いです。 相変わらず距離は相当にありますが。どうも相当短いインターバルで運行している気がして仕方ありません。 交差する船舶。本船の正面、小形の貨物船が西方へ横切ってゆきます。 というより、この航路ではこちらが横切る側となります。帰路では、大した大型船と出会うことはありませんでした。 操船側としては、大小に関係なく気を使うことに違いはないでしょうが。 宇野港方面。備讃瀬戸東航路を抜けると、直島と荒神島・葛島間の狭い水道を目指します。 そして正面には宇野港と町並みが。ここからは宇野港まで一直線。 と言いたいところですが、船舶も多く色々と制約のある東西の宇高航路。 まだまだそう簡単に直進はさせてもらえません。 直島(宮浦)。北行き専用の宇高東航路。 こちらは直島のすぐ近くを通過します。何便もフェリーが往復するように、人口も多く工場もある直島。 フェリーから見ても沢山の家並みが眺められます。 宮浦港では、宇野港か高松港行きのフェリーが。 ちょうど乗船待ちでしょうか。 玉野方面。直島もすぐ近くに見えますが、それよりもっと近くなのが荒神島と葛島。 無人の自然な地形のままの海岸線すぐそばを通過するのは、瀬戸内でもなかなかお目にかかれず変わった感じがします。宇野港方面。葛島を過ぎると、もう宇野港は目の前。 なのですが、ここでも航路の関係で迂回が待っています。宇高東航路は基本的には北向き専用なのですが、宇野港寄りは宇野〜直島(宮浦)航路が南に向かいます。 更に最後には、宇野港と豊島・小豆島方面を結ぶ航路と合流する。 ということで、直島の西北端に沿うように一度進路を東向きに振り、それから宇野港方面へ直角に舵を切ります。 この写真でも、右に見えるブイの右手を回った後、左手の宇野港のさらに左側にある国道フェリー桟橋を目指します。 国道フェリー僚船。この時刻、反対の南向き・高松行きの国道フェリーは島の向こう側で見えない、と思っていました。が、ちょうど荒神島と葛島の間から、この姿を眺めることができました。 宇野港と四国フェリー。葛島北方のブイを回り込み、ここまで来るとようやく、後は本当に宇野港の岸壁を一直線に目指します。ちょうど四国フェリーが出航するところです。 このインターバル、向こうは何隻体制? 四国フェリー。宇野港を出る四国フェリー。進路的には交差するこちらの国道フェリーが「待ち」になる位置関係ですが、この距離なら減速するほどでもありません。 四国フェリー。宇野港を出て、玉野の造船所を横に南下する四国フェリーです。何とかこのインターバルを維持して欲しいとは思いますが、2〜3年後にどういう状況になっているでしょうか。 宇野港。宇野港に到着です。と言いながら、これから幅の狭い宇野港の入り口で、接岸のための回転が待っています。 港の奥には、直島行きのフェリーが停船中です。 回転中。この写真では状況よくわからないでしょうが、接岸に向けて国道フェリー回転中です。ちょうどこの位置で船は真横に向いていますから、奥の埠頭に出入りする船は停船を余儀なくされます。 ちなみに、奥に見える四国汽船の直島行きフェリーは、四国フェリーとは逆に、接岸前に回転、出航時はこちらに向けて真っ直ぐそのまま出航します。 回転中。国道フェリー甲板右舷から見た、フェリー桟橋です。すでに180°近く回転していますが、写真の桟橋に接岸するためには、まだ90°近く回転する必要があります。 接岸準備。接岸まであと一息、といったところです。しかし、直進ではなく船尾を振って回転しながらの接岸ですから、実に慎重に、ゆっくりした動きとなります。 接岸準備。連絡橋の上ではすでに地上係の方が待機中です。今頃の季節ならいいですが、冬の寒い時期は大変な仕事場と思います。 19分毎に運行していた頃は、どんな状態だったのでしょうか。 フェリー桟橋。高松港と比べると、簡易な造りの宇野港フェリー桟橋(特に旅客ブリッジ)です。本来なら向こう側の乗船待ちスペースに車が並んでいるのですが、ちょうど昼過ぎで便の間が空く時間帯となりますので、次の出航は1時間半後となります。 ということで、車は殆どいません。 というより、写真の車は本当に乗船待ち? 2013年6月8日追加 接岸直前。車の乗船ブリッジが正面に見え、ようやく接岸作業も最終工程です。写真を撮っている分には楽しいですが、車のお客はかなり早目から車両甲板の車に戻っているため、待たされる感じはかなり長かったのでは? 下船開始。接岸作業がすべて終了し、ようやく下船開始です。到着前の回転があるだけに、かなり待たされた感じでした。 旅客のみの乗船の場合は高松側に検札はなく、宇野港で下船の際に乗車券を回収するだけでした。 下船中。乗客数は少なかったですが、大型のトラックも積み込まれていました。とは言え、数えるほどの車の数でした。 宇野港桟橋。待合室の南方から見た、フェリーと桟橋です。見上げる位置関係だとかなり大きく見えます。 存在感十分ですが、これがなくなってしまうのは寂しい限りです。 待合室。国道フェリーターミナルの建物です。元々が車の航送主体のフェリーですから待合室、というほどの造りではありませんが、売店も営業しており、まあそれなり、といったところです。 PRキャラクターとして登場した「まりん」ちゃんですが、「うどんフェリー」ともども、乗客を呼び戻すほどの起爆剤にはならなかった? キャラクター。「まりん」ちゃんに続いて姉が二人登場した宇高三姉妹。これまで乗船の際にはお目にかかりましたが、街中に飛び出してアピールするほどのインパクトはなかったようです。 あと一押し足りなかった? 「まりん」ちゃん。一番以前からあった「まりん」ちゃんの看板。 当初は一人だけの登場たったように記憶しています。ところで、キャラクターブームにあやかって、最後は国道フェリーの船内放送アナウンスを担当した「まりん」ちゃん(のキャラクターボイス)。 「ぴんぽんぱんぽ〜ん♪」と始まる(←実際に言葉でこう言っている)船内アナウンスの話し方、相当幼くアホっぽかったぞ。 ま、三人姉妹の末っ子という設定ではお約束の妹キャラかもしれませんが、この看板の絵柄の外見からは相当にイメージが乖離していたような。 個人的には、長女のお姉さんのちょっと色っぽいアナウンスを聞いてみたかった、かも。(放送禁止?) 閉鎖中。折り返しの次の出航は1時間半後。ということで、乗船ゲートは一旦閉じられました。 ちょっと寂しい風景です。 宇野港桟橋。宇野港に停船中の国道フェリーです。高松が本社のフェリー会社であり、宇野港側の設備はほぼこの写真で完結しています。 停泊中。宇野港桟橋に停泊中の国道フェリーこくどう丸。次の出航まで、1時間半近く。 ということで、下船乗船の乗客も途切れ、異様に静かになった宇野港桟橋です。 四国フェリーの方は、ほぼ同じインターバルで運行中でした。 時刻表。宇野港フェリー乗り場に掲示された、休止直前(2012年10月)の時刻表です。日中のみの運行。基本1時間に1本。しかも運行されない時間帯があり、この時は2時間に1本。 最盛期からは想像もつかないような状況です。 最後は、客離れ⇒削減⇒さらに客離れ、のモデルのような運行でした。 案内看板。玉野市内、国道30号線を宇野港方面に向かう車から見える、某所にある看板です。値下げやらサービスやら色々な手を尽くしましたが、とうとう(廃止前提の)航路運休となってしまいました。 以前は岡山市内や国道沿いに案内の看板が沢山見られました。 この看板は文字だけになっていますが、以前のものは、カラーのブレザーの制服をまとった客室乗務員がずらりと横に勢ぞろい。 その姿にフェリーをあしらった、見るからに乗るのが楽しくなるような看板だったのが、懐かしく思い出されます。
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